こんな人に役立ちます
目標を立てても、次の行動が決まらず止まってしまう人
この記事を読むと、AIで目標を分解するときに、ツールへ任せられることと、人が決める必要があることが分かります。
はじめに
AIライフラボの実験ログ No.004 では、AIエージェント(Codex)と一緒に、小さなWebサービスを作りました。
今回作ったのは、目標を入力すると、今日やること、2週間の実験計画、つまずき対策、AIに相談するためのプロンプトまで整理できる「目標リセット&分解ツール」です。
今回の目的は、完璧な目標管理アプリを作ることではありません。
「AIエージェントと一緒なら、プログラマーではない個人でも、ブラウザで動く小さなWebサービスを作れるのか」
これを検証することです。
今回作ったもの
今回の成果物は、ブラウザで動くシンプルなWebツールです。
入力できる内容は以下です。
- 達成したい目標
- 今の状態
- 不安・つまずきそうなこと
- うまくいったら嬉しい結果
- テーマ
- 期限
- 1日に使える時間
- 進め方
出力される内容は以下です。
- WOOP
- まず15分でやること
- 2週間の実験計画
- 節目
- つまずき対策
- フィードバックの3問い
- AIに相談するためのプロンプト
なぜこのテーマにしたのか
目標を立てても、実際には途中で止まってしまうことがあります。
原因は、やる気がないからではなく、目標、現在地、次の一手が曖昧なままになっていることが多いと感じています。
そこで今回は、目標を大きく掲げるだけではなく、
- どこに向かうのか
- 今どこにいるのか
- 次に何を変えるのか
を整理できるツールにしました。
また、添付したメモをもとに、WOOP、イフゼンプラン、2週間の実験、フィードバックの3問いを取り入れました。
今回の設計
最初から多機能にはしませんでした。
ログイン、保存、AI API連携、データベースは入れていません。
まずは、以下の状態を完成条件にしました。
- ブラウザで動く
- 入力すると結果が出る
- 結果をコピーできる
- GitHubに公開できる構成にする
- 誰かが実際に触れる状態にする
「1日で人生を変えるツール」ではなく、「今日から方向を変えるための設計図」を作るツールとして作っています。
AIエージェントに任せたこと
今回、Codexには以下を任せました。
- ツールの仕様整理
- HTML/CSS/JavaScriptの作成
- 画面レイアウト
- 入力項目の設計
- 出力ロジックの作成
- READMEの作成
- ローカルでの動作確認
- Gitの初期化と初回コミット
一方で、人間側で判断したこともあります。
- 何を実験テーマにするか
- 添付メモの内容をどう活かすか
- 完璧なアプリではなくMVPとして公開すること
- AIを教えるサービスではなく、AIを相棒にして新しいものを作る実験にすること
実際にできたこと
今回のMVPでは、目標を入力すると、WOOPと2週間の行動計画が自動で表示されます。
さらに、次にAIへ相談するためのプロンプトも出力されます。
目標を考えるところで止まるのではなく、次の行動と次のAI相談までつながる点は良いと感じました。
一方で、実際に使ってみると課題も見えてきました。
自分で入力した言葉が文章の中に入るだけで、不自然に感じる部分があります。
また、入力内容を整理することはできますが、自分では思いつかなかった新しいアドバイスが出てくるわけではありません。
そのため、現時点では「目標達成を助けるAIツール」というより、「自分の状況を整理するための入力補助ツール」に近いと感じました。
これは今回の大きな発見です。
見た目のあるWebツールは短時間で作れても、本当に価値のあるアドバイスを返すには、単なるテンプレート生成だけでは不十分でした。
わかったこと
小さなWebツールであれば、AIエージェントと一緒にかなり短時間で形にできることがわかりました。
ただし、AIに任せれば勝手に良いサービスになるわけではありません。
人間側が、
- 何を作るか
- 何を作らないか
- どこで完成とするか
- どんな考え方を入れるか
を決める必要があります。
AIは制作スピードを上げてくれますが、実験の目的や判断軸は自分で持つ必要があると感じました。
今回特に感じたのは、「動くものを作ること」と「本当に役に立つものを作ること」は別だということです。
AIエージェントを使えば、HTML、CSS、JavaScriptでブラウザ上に動くものを作ることはできます。
しかし、ユーザーにとって新しい気づきや具体的なアドバイスを返すには、入力内容をどう解釈するか、どんな判断基準で返答するかという中身の設計が必要です。
今回はそこまでは作り込まず、MVPとして公開することにしました。
未完成だから出さないのではなく、使ってみて限界がわかったことも含めて実験結果として残します。
次に改善したいこと
今後改善するなら、以下を試したいです。
- 入力内容を保存できるようにする
- 2週間後の振り返り欄を追加する
- 目標ごとのテンプレートを増やす
- AI APIと連携して、より自然な計画を出す
- 入力内容から新しい提案を返せるようにする
- スマホでさらに見やすくする
ただし、今回はMVPなのでここまでで公開します。
実験データ
- 実験番号:No.004
- テーマ:AIエージェントだけで「目標リセット&分解ツール」は作れるか?
- ステータス:制作・公開準備
- 使用AI:Codex
- 成果物:ブラウザで動くWebツール
- 使用技術:HTML / CSS / JavaScript
- GitHubリポジトリ:https://github.com/aya-ai-lifelab/goal-reset-maker
- 公開URL:https://aya-ai-lifelab.github.io/goal-reset-maker/
- 今回の結論:ブラウザで動く小さなWebサービスは作れたが、実用的なアドバイスには追加の設計が必要だった
使ってみた感想
実際に使ってみると、ツールとして悪くはありませんでした。
目標、現在地、不安、次の行動を整理するには使えます。
ただし、入力した言葉をもとに文章を組み立てているだけなので、自分では思いつかなかった新しいアドバイスが出てくるわけではありません。
そのため、現時点では「目標達成を支援するAIツール」というより、「自分の状況を整理するための入力補助ツール」に近いと感じました。
これは今回の大きな学びです。
AIエージェントを使えば、見た目のあるWebツールは短時間で作れます。
しかし、本当に価値のあるサービスにするには、何を判断し、どんな助言を返すのかという中身の設計が必要です。
今回のMVPは完成としますが、次に改善するなら、AI APIと連携して、入力内容に応じた具体的なアドバイスを返せるようにしたいです。
今回の結論:
AIエージェントだけで、ブラウザで動く小さなWebサービスは作れた。
ただし、実用性のあるアドバイスを返すには、単なるテンプレート生成では不十分だった。
今回の成果物は「完成版」ではなく、「MVPとして公開し、次の改善点を見つけるための実験結果」として公開する。
まとめ
今回の実験では、AIエージェントと一緒に「目標リセット&分解ツール」を作りました。
大切なのは、AIに相談して終わることではなく、AIと一緒に実際に動くものを作ることです。
そして、作ったものを実際に触ってみることで、「これは使える」「ここはまだ弱い」という判断ができるようになります。
今回の成果物は完成版ではありません。
でも、AIエージェントと一緒に作り、公開できる形にし、改善点まで見えたという意味では、実験としては前に進みました。
AIライフラボでは、これからも「AIを教える」のではなく、「AIを相棒にして新しいものを生み出す実験」を続けていきます。

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