AIツールを使い始めて「なんかうまくいかない」と感じたことはありませんか?
実はその原因のほとんどは、AIの性能ではなく伝え方にあります。AIへの指示文のことを「プロンプト」と呼びますが、この書き方を少し工夫するだけで、出てくる結果が大きく変わります。
この記事では、「伝わるプロンプト」の書き方をわかりやすくお届けします。
プロンプトとは?
プロンプトとは、AIへの「指示文」のことです。
人間で言えば、依頼メールのようなものです。「なんかいい感じにして」より「〇〇の目的で、〇〇向けに、〇〇文字で書いて」と伝えた方が、期待通りの結果が返ってきます。
プロンプトの基本構造
良いプロンプトには4つの要素があります。
| 要素 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 役割 | AIにどんな立場で答えてほしいか | 「ブログライターとして」 |
| 目的 | 何のために使うか | 「初心者向けの記事を書きたい」 |
| 条件 | 文字数・形式・トーンなど | 「500文字・箇条書き・やわらかい文体で」 |
| 内容 | 何について書くか | 「ChatGPTの使い方について」 |
良いプロンプト・悪いプロンプトの比較
悪い例
「ブログを書いて」
良い例
「AIツール初心者向けのブログ記事を書いてください。テーマはChatGPTの使い方入門で、500文字程度、やわらかいトーンでお願いします。」
質問力を上げるとAIの回答が変わる
プロンプトで大事なのは「何を聞くか」より「どう聞くか」です。
同じ質問でも聞き方を変えるだけで、返ってくる答えの質が大きく変わります。
コツ①:背景を伝える
悪い例
「メールを書いて」
良い例
「取引先への納期遅延のお詫びメールを書いてください。相手は50代の男性で、長年の取引先です。丁寧だけど誠実なトーンでお願いします。」
背景を伝えるだけで、AIは状況に合った答えを返しやすくなります。
コツ②:答えの形を指定する
悪い例
「AIツールについて教えて」
良い例
「AIツールの種類を、初心者向けに箇条書きで5つ教えてください。それぞれ一言で特徴も添えてください。」
出力形式を指定すると、そのまま使えるアウトプットが返ってきます。
コツ③:役割を与える
悪い例
「ブログ記事を書いて」
良い例
「あなたはブログライターです。AIツール初心者向けに、ChatGPTの始め方を500文字でわかりやすく書いてください。」
役割を与えると、AIがその立場から回答してくれます。
コツ④:ダメ出しして改善させる
一度で完璧な答えが出なくても大丈夫です。
「子供に説明するように例えを入れて書いてください」 「もう少しやわらかいトーンに変えてください」 「具体例を1つ追加してください」 「もっと短くしてください」
会話を続けることで、どんどん精度が上がります。
コツ⑤:制約を加える
「小学生でもわかる言葉で」 「専門用語を使わずに」 「必ず3つのポイントにまとめて」
制約を加えるほど、AIの回答が絞られてわかりやすくなります。
用途別プロンプト例
ブログ記事作成
「〇〇について、初心者向けにわかりやすく説明する記事の構成案を作ってください。読者は〇〇で、目的は〇〇です。」
メール文面
「〇〇さんへの返信メールを書いてください。内容は〇〇で、丁寧だけど堅すぎないトーンでお願いします。」
アイデア出し
「〇〇をテーマにしたブログ記事のタイトルを10個提案してください。初心者が検索しそうなキーワードを意識してください。」
要約
「以下の文章を3行で要約してください。重要なポイントだけ残してください。」
プロンプトを改善するコツ
①具体的に伝える 「良い感じに」より「〇〇文字・〇〇向け・〇〇のトーン」と数字や条件を入れる
②役割を与える 「あなたは〇〇の専門家です」と伝えるだけで回答の質が上がる
③出力形式を指定する 「箇条書きで」「表にして」「ステップ形式で」など形式を指定する
④うまくいかなければ追加指示を出す 「もう少しやわらかいトーンで」「具体例を加えて」と会話を続ける
まとめ
プロンプトは難しく考える必要はありません。「誰に・何のために・どんな形で」を伝えるだけで、AIの使いやすさが大きく変わります。
まずは今日使っているAIツールで、一つプロンプトを工夫してみてください。
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